メールが正しく表示されない場合はこちらwebページ版をクリック vol.112 2020.7.22 配信 「VOICEjp」は、TNCスタッフとお仕事させていただいた方および配信のお申し込みをいただいた方に、無料でお届けしております。送信の解除を希望される方は、お手数ですが、最後に記載していますメールアドレスへご連絡をお願いいたします。 VOICE jp series　World Lifestyle VOICEjpでは、世界各国で暮らす日本人女性ネットワーク「ライフスタイル・リサーチャー」から日々届けられる情報をもとに、現在の社会情勢におけるライフスタイルの変化をお届けしています。 今回はコロナ禍における消費シーンに注目し、その中でも「新しい買い物スタイル」の事例をご紹介します。不要不急の外出は回避され、なるべく非接触で暮らす新しい生活様式が推奨される中で、どのような買い物・消費スタイルが生まれたのでしょうか。 海外の事例から見えてきたのは、合理性を追求するアイデアだけではなく、人と会えないからこそ心のつながりを求める新しい買い物スタイルです。多数の事例の中から特徴的なものをご紹介します。 生活必需品が詰まった スーパー発の「フードボックス」 大手スーパーマーケット発の「フードボックス」が大きな話題になりました。Marks ＆ Spencer（M＆S）とMorrisons’はロックダウン中の自宅待機に必要な生活必需品を詰め合わせたフードボックスをそれぞれ発売。即完売になるほどの人気を博しました。M＆Sのフードボックスは米やパスタ、缶詰など、比較的消費期限が長めの食品が中心。一方、Morrison’sは開封するまで中身が分からない「ミステリーボックス」という売り方ですが、パンや牛乳、野菜など多くの消費者が普段購入するような食品を中心に取り揃えています。どちらもオンライン販売限定で35ポンド。 郵便受けサイズでデリバリーされる食品に注目 イギリスではロックダウンの影響で、デリバリーの需要が急増。特にグロサリー分野でその傾向が顕著です。そんな中で話題となったのが、配達員と接触せずに郵便受けで安全に受け取れるデリバリーサービスです。対応している商品は菓子、ワイン、生花、食洗器用洗剤など。郵便受けサイズのワインのパッケージ「フラットボトル」を開発したロンドンのワイン会社「GarconWines」は、パッケージに100％リサイクルプラスチックを使用。軽量というだけでなく、再配達が不要となるためコストや二酸化炭素量を抑え、環境にも優しいパッケージとして注目されています。会えない家族や友人へのちょっとしたサプライズとして利用する消費者も多く、支持を集めています！ リアルイベントを オンライン型に移行するサービスが台頭 デンマークでは、売上が大幅に減少していたイベント会社がオンラインイベント・サポートサービスを開始して息を吹き返しています。自宅から参加するオンラインイベントの立ち上げから、使用するアイテムの配送、イベントのPRなどできるだけリアルに近づけるよう専門的な経験からサポートしています。既にワインやビールの試飲会、パンを焼く会、バリスタ講座、お絵描き教室、講演会など様々なイベントを開催。参加者はプラットホームで気になるイベントをチェックし、チケットを購入します（無料もあり）。モノを使ったイベント（試飲会・試食会・ワークショップ・ゲームなど）も事前に配達しておくことで、オンラインでもリアルに近い共有体験が可能になっています。 グループ購入や ライブコマース（直販）に追い風 高齢者が主な顧客だった商店や市場が危機感を感じ、町内会単位のグループ販売を開始しています。米、卵、油など誰もが使うものを数10世帯向けに一度に格安で販売する方法で、一部地域で定着しています。また、動画ライブ配信アプリ「快手」（クアイショウ）を活用して、野菜を直販する農家も増えています。大きな打撃を受けた地方の小規模農家なども、ライブコマースを使って生配信で食材の魅力を伝えて直販できるため、今後もこの販売方法は広がっていきそうです。 伝統慣習から派生した寄付のかたち 「スペーザ・ソスペーザ」 ナポリでは伝統的に「カフェ・ソスペーゾ（保留のコーヒーという意味）」と呼ばれる制度があります。これはバールで1杯のコーヒーを飲む時に、裕福な人は2杯分の代金を支払い、もう1杯分はコーヒー代を支払えない人のために使うというもの。この伝統を活かして、「スペーザ・ソスペーザ（保留の買い物）」を行っているのが「Coldiretti」（※地産地消連合）です。 消費者から団体への寄付と農家による農産物の寄付により、新鮮な野菜や果物、チーズなどを貧しい人たちへ9,600Kg、ローマにある小児病院に入院している子どもの家族へ2,000kgが届けられました。 ※生産者から直接を意味する団体で、特定の日に市場を開きそこで団体に加入している農家が直接消費者に販売。 PICK UP!! 「非接触」が後押しする 自動車のオンライン販売 フォルクスワーゲンがオンラインで新型EVの「ID.3」の販売を始めると発表しました。7/17から早期予約者の応募を受け付けており、9月から納車が始まるようです。 これまでは店頭での商談と試乗が当たり前とされてきましたが、どのようなオンライン体験を通じて購入に至るのか大変興味深いです。TNCでは、一般でのオンライン購入が可能となった際に購入フローを確認し、その他メーカーの最新の動きとあわせてレポーティングの準備をしていますのでご期待ください。 「ニューノーマル時代・パッケージング意識の変化」 オンラインセミナーを開催します 今回はコロナ禍の買い物に焦点を当ててみましたが、いかがでしたか？TNCでは、この特集の延長として、ニューノーマル時代のパッケージに特化したウェビナーを開催します。これからの新しいライフスタイルや消費意識の中でより重要性が高まっていくと思われる、商品パッケージデザイン、素材などへの意識変化にフォーカスします。 海外事例の読み解きから生活者の意識変化を探り、日本と海外の生活者との意識の違いを知ることで、これからのニューノーマル時代に求められるパッケージデザイン開発、商品開発のアイデアとしてぜひお役立てください。 ■概要 日時：2020年7月28日（火）16時から 講演時間：1時間 参加費：無料 参加方法：Zoom セミナーのお申し込みはこちら オンライン 対応 「世界の食潮流 2020-2021セミナー」 講演開始のお知らせ 大変お待たせしました! 毎年、食品業界の皆さまを中心にご好評いただいている「世界の食潮流セミナー」の講演準備が整いました。 アメリカや欧州を中心に、世界各国で見られる様々な食カテゴリにおけるトレンドを収集・分析し、そこから導き出される食の大きな流れ（食の潮流）をキーワードでとらえました。2020年の今を象徴する注目商品やサービスなどの具体事例を紹介しながら、わかりやすく解説します！ さらに今年度版では、従来のような食潮流の洞察に加え、新型コロナウイルスのパンデミックによって大きく変化した世界各国の人々のライフスタイルや価値観の分析も含めて、これからのニューノーマル時代に求められる動きについても言及していきたいと思います。 詳細内容のお問い合わせなどお気軽にご連絡ください。 お問い合わせはこちら TNC×AWSEN アジアの女性起業家チームとの 連携プロジェクトを始めます この度、世界70ヵ国100都市に約600人以上の現地在住日本人女性ネットワーク「ライフスタイル・リサーチャー」を主宰するTNCと、アジアで約200人の女性社会起業家ネットワークを構築してきたAWSEN（Asian Women Social Entrepreneurs Network）が連携して共同プロジェクトを始めます！ まず7月18日（土）に、第1回となる共催セミナー「女性社会起業家が見るニューノーマル社会／食・農業編 fromインドネシア」を実施しました。インドネシア国内で5万軒以上の農家と2,000人以上の食品加工の職人たちと連携し、700品目以上の食品プロダクトを生産している「Javara Indonesia」のHelianti Hilman氏をゲストスピーカーに迎え、現在のインドネシアの状況やマーケットの変化、自社としてコロナ禍をどのように乗り越えながら未来に向かっているのかについてお話いただきました。 今後ますますSDGsやCSV、社会課題解決のための企業の取り組みが必要となる中で、日本の様々な企業とアジア各地で活躍している女性起業家とのつながりを生み、日本企業のアジアにおける社会活動支援や、アジアの女性起業家の日本向けの活動支援を行っていく予定です。ご興味をお持ちいただける企業のみなさま、ぜひお問い合わせください。 AWSEN Facebookページ AWSEN 紹介動画 お問い合わせはこちら ● 実はいま毎日「サウナー」生活をしている。雑誌と老眼鏡を抱えてお風呂へ。お湯の量は1/3ぐらい。半分蓋をしめてダラダラ汗をかく。その雑誌は古い機内誌。NYの街角の写真に萌え～、バンコクの喧噪に萌え～。今の私は、小さなお風呂場で世界旅行を楽しんでいる。ただ、サウナーは気持ちはいいが、痩せはしない。 （村上 千砂　chisa@tenace.co.jp） ● 飛行機に乗りたい。乗りたくてたまらない。最近の生活は、自宅とオフィスの往復、オンラインMTGと作業がもりもりという単調な毎日。飛行機に乗って移動することは仕事や生活にメリハリをつける大事な意味があったんだなあ。離陸時の高揚感、フライト時の適度な雑音の中での妄想時間、着陸時の安堵感。すべてが懐かしいー。 （小祝 誉士夫　koiwai@tenace.co.jp） ● ダライ・ラマ法王が7月のメッセージで、新型コロナについて述べられています。この世界的蔓延には「より思いやり深く、より平和な世界を目指すという人類共通の目標に向かい、手を取り合う必要があることを教えている」というもの。この危機によって一人ひとりの行動が試されるという思いで、日々を生きていきたいですね。 （木下 朋　 kinoshita@tenace.co.jp） ● 茹でたそうめんにハーブソルトとオリーブオイルをかけるだけというおしゃれな食べ方を目撃し、そんなものは認めないと思ってきましたが、試してみたところ見事においしいです。まだそうめんナポリタンや、焼きそうめんの五目あんかけなど試していない食べ方がたくさんあるので、ひとつずつトライしたいと思います。 （堀川 僚平　horikawa@tenace.co.jp） ● 最近オンライン会議やウェビナー講演などが増えてきたので、ノートPCのカメラの位置の関係で自分の顔をやや下から見る機会が増え、頬やあごのたるみが気になっています・・・こんな太ってたかなと（苦笑）口にくわえてブルブルふるえる機器でも買おうかと思っています。効くやつご存じの方おしえてください！ （岸本悠生　 kishimoto@tenace.co.jp） ● 大勢の前で話す。緊張しますが、自分が高めたいスキルの一つです。このたびオンラインですが、一旦の目標であった100人超のセミナーを実施できました。会社の皆や、友人や、家族が応援し助けてくれました。そしてまた「世界の食潮流2020-2021」も完成しました。皆さんにセミナーでお伝えできるのが楽しみです。 （澤村 建造　sawamura@tenace.co.jp ） ● バナナジュースはお好きですか？よく熟れたバナナと牛乳と氷、というシンプルな材料で手軽に作れて美味しいのがバナナジュースの魅力ですが、私はここにアボカドを加えるのがお気に入り。ほんのり緑色で、やさしい風味になるのです。ピンとこない方、、是非やってみてください！免疫力アップにも効果的です。 （早川 理恵　rie@tenace.co.jp） ● この4連休、楽しみにしていた大江戸ビール祭りが中止になってしまいました。去年の夏は台風で壱岐に行けなくなり、今年はコロナでどこにも行けそうにありません。みなさんはどうやってこの夏を過ごしますか？私はストリートビューで、きれいな海に行った気分を味わいながら、ビールを片手に読書でホームにステイします。 （大川 貴司　ookawa@tenace.co.jp） ● 先日、昼食と散歩ついでに代田橋にある沖縄タウンに行ってみました。この沖縄タウンは利用客が少なくなった商店街を活性化するため沖縄をテーマにリニューアルしたとの事。小さな商店街でしたが、海ぶどう入りの海鮮丼を食べたり、大好きな亀せんべいやブルーシールアイスも買う事ができ束の間の沖縄気分が味わえました！ （漆畑 道治　urushibata@tenace.co.jp） ● 私の最近のマイブームは読売ジャイアンツのYouTubeチャンネルを見ることです。今まであまり見ることのできなかった裏方の仕事やマイナーな選手へのスポットライトなどファンにはたまらない内容になっています。巨人ファンの方もそうでない方も、ぜひご覧になってみて下さい！ （上木原 圭一郎　uekihara@tenace.co.jp） ● 世界が注目する米大統領選。中国でも関心は高く、百度で『美国総統選挙2020』と検索すると4,400万件もヒットします(Googleだと1,200万件)。残念ながら出馬撤退しましたが史上二人目の中華系候補者アンドリュー･ヤン氏(楊安澤＝ヤン･アンザァ)は中国のネット民から大注目でした。初の中華系大統領！個人的には見たかった！ （武藤 康尊 　huangzhiming242@gmail.com ）

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